こんにちは、西川研のゼミ生Lです。
先日、西川先生がブログで次のようなことを書かれていました。
中学校がある校則を設けたとします。保護者がそれを拒否したら中学校は何も出来ません。なんらかのことをしたら、保護者は司法に訴えればいい。司法は公序良俗に照らして判断します。例えば、ディズニーランドが利用者にルーズソックス禁止を求めたらどうでしょう?それが駄目だったら中学校がそれを禁止した場合、法廷で負けると思います。だから「その校則、裁判官に説明できますか?」と申したい。法廷で争うことを想定するぐらいの覚悟を持って校則は定めたらいいと思います。少なくともディズニーランドはその覚悟で利用者に求めています。学校に欠けているのは、民主国家の組織が国民に何かを強いているという意識です。あたかも絶対君主のように振る舞っています。
この文章を読んで、勤務校の校則や教室でのルールについて再考された先生も多かったのではないでしょうか。今日紹介する本は、そんな先生にお勧めの一冊です。
アクティブ・ラーニング時代の
教室のルールづくり入門
〜子どもが主体となる理想のクラスづくり〜
西川純 著
学校のルールの大部分は先生が決めています。
「先生が決めたルールを、どうやって子供に守らせるか?」ではなく、「子どもがルールを決め、守れるように育てるにはどうするか?」という問いに答えてくれる本です。この本に書かれていることを実践すれば、「子どもがルールを守ってくれない」という悩みから開放されると思います。おすすめです。
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