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長田の周り。

今年の教員採用試験が終了し(個人的には残念だった)、前回のブログにも書いたように、新たに色々なことを始めた。

教採の勉強と支援プロジェクト、講義などを上手い具合に調整しながら行いつつ、趣味や友人との付き合いもそれなりにこなすことができていると感じているこの現状はとても気分がいい。

 

研究、講義、教育実習や人間関係など、課題を解決するとまた新たな課題が生まれるのだが、そのタスクをつぶす感覚が癖になりつつある。(あまりに荷が重たすぎると胃もたれするが。)

 

ここ最近充実しているなと感じるのは、同学年の、今年で卒院する組との交流である。将来的な道行が決まると、そこに至るまでの道のり、卒院するまでの期間が明るく見えるのだろう、(誰だってそうだが)今を楽しもうとする姿勢や自分の残りのタスクをこなそうと努力している姿を見るようになったし、共に語うことも増えたように思う。一緒にいる時もそうだが、外から様子を見ていても、そこはかとなく自分もすがすがしく、気持ちのいい空間だなと感じる。

 

何となく、私はこのような雰囲気のある空間を見るために、教師を目指しているのかもしれない。と思った。

 

 

大学院に入る前、私は私のタスクをこなすことに精いっぱいで、大学にいる間の大半の時間は自分のことばかりだった。自分が表現したいものは何か。そこに集中していたからである。今もその気持ちはあるし、実行しているが、それ以外の、人との関係性が少し変化したように思う。

なぜなら、大学院でこの雰囲気を見ることができたのは、1年間、交流を持とうとした成果なのである。

 

 

さあ、大学院まで来た。美術以外を専門とする教員志望の人とともに勉強するんだ。どんな思いを持って大学院に来たんだろう。知らないことを色々教えて欲しい。出来るだけ多くの人(コース外含め)関わろう。

 

やる気と好奇心などを起点に出発した大学院生活だったが、半分に来たところで見晴らしが良くなった。

私の道にも明かりが灯ったのだろうか。